大学卒業後の進路率
6年制を挿入した結果、薬科大学や薬学部卒業した時の進路は、今後大幅な変化が表れると予想されますが、全国的に見ると、薬局が就職先として1位という傾向が続いており、就職希望先が1トップだった病院は、若干減少しているようです。
また、私立大学と国公立の男女別に置いて、進路状況が異なりますが、いずれも上位の3つは、進学することや薬局勤務、病院や診療所での勤務が占めています。
国立では、大学院進学が70パーセント以上を占め、残りは薬局や病院に流れ込み、効率も進学が40パーセントと高く、薬局が2割で、病院や診療所は1.5割となっています。
一方、私立では薬局勤務が3割と一番高く、進学が2割で病院や診療所は1.5割です。
薬局勤務者全体でみると、90パーセント以上を私立大学卒業者が占めており、男女別でみると、女性では3割と最も高く、男子では進学の割合が4割と最も高いことが特徴です。
全体的な傾向としては、国立男子に圧倒的に進学率が高く、私立女子では、薬局勤務が多いです。
これからの薬剤師
医療費削減のために、厚生労働省がジェネリック医薬品の普及を推進している事から、市場は拡大していますが、まだジェネリック医薬品に対する医療現場の信頼度は高まっていません。
薬剤師が、患者さんの選択権を積極的に守り助け、患者さんが納得して安心して使用できる医薬品を提供することや、医療現場のスタッフに適切な情報を与えることは、薬剤師の見せどころで、その専門性をどのように患者さんや医療スタッフに伝えて行くかが重要になります。
患者さんの焦点に合わせてコミュニケーションをとっていくことは当然で、他の医療従事者と力を合わせることで、患者さんの利益を確実にすることです。
患者さんから色々な情報を得て、知識を自分のものにし、地域のパートナーの医師の診療理念を理解することにより、臨床面でも患者さんに正確な情報が伝えられるのです。
こうすることで薬剤師は、患者さんや医師などの医療スタッフから信頼を勝ち取ることができます。
また、75歳以上を対象にした後期高齢者医療制度においては、慢性疾患で長期間通院する患者さんに対して、専門の医師を中心として他の職種が連携し、継続的に病状管理することが重視されています。
服用する薬剤師の種類が多い高齢者の重複投与を防ぐため、外来等では薬手帳などを活用しているところもあります。
そして、患者さんやその家族が安心して居宅などでの療養生活が行えるように、特に安全な薬物治療が行えるよう薬剤師の関わりが期待されています。